車椅子アスリート(27km)

パラリンピック公式競技である車椅子マラソンをはじめ、テニス、バスケットボールなど車椅子を使う競技すべてに共通する車椅子アスリートGPSアートを作りました。前回の皇居女子パラリンピックランナーコースとともに、東京パラリンピック2020ベースの応援コースになれば幸いです。今回は昼過ぎからのランニングだったので、中盤以降は夜になり薄暗いなかでのナイトランだったが、ビルの明るさで気持ちよく完走できた。

車椅子アスリートのGPSアート
車椅子アスリートのGPSアート
車椅子マラソン

旅ラン、観光としても

いつもの通り人気のランニングスポット・皇居を中心に、武道館、国会議事堂、銀座、東京駅、水道橋など、東京千代田区の重要地点各所を回りながらランニング、ダイエット、観光、GPSアートになり「旅ラン」にぴったり。清水門からのスタートとなるこのルートは歴史と東京の風景に囲まれながらのランニングにテンションが上がること間違いなしだ。

千代田区
千代田区の詳細は「千代田区観光協会」のウェブサイトへ。

ルート情報

距離:27k
時間:3h00m
入浴:神保町「梅の湯」(460円)※日曜定休、あるいは飯田橋の「熱海湯」※土曜定休

距離について

GPSアートの画像には33キロと表示されているが、実際には千代田区役所前から出発すると27キロの距離になる。今回、RunGoの指示とは違い、東京駅から出発したので、ややコースが延び、33キロになった。

千代田区観光協会
千代田区役所からのスタート

経路

  1. 千代田区役所前
  2. 東京武道館⚠️
  3. 靖国神社
  4. 英国大使館⚠️
  5. 赤坂プリンス クラシックハウス
  6. 赤坂見附
  7. 溜池山王
  8. 首相官邸
  9. 警視庁
  10. 法務省旧本館 赤れんが棟
  11. 日比谷公園
  12. 勝どき橋
  13. 隅田川テラス
  14. 銀座通り口
  15. 東京駅
  16. 和田倉噴水公園⚠️
  17. ニコライ堂
  18. 清水門⚠️
  19. 東京武道館⚠️

♿️ 実際の車椅子を使ったランの場合、⚠️マークの観光地を避けた「車椅子対応版」コース(後述)をご利用ください。(⚠️マークの場所は段差や砂利道などがあり車椅子では通過が難しい観光地)

ルート公開

車椅子のGPSアート
Stravaを使った車椅子アスリートのGPSアート

皇居車椅子アスリートのランニングルートは、アプリ「RunGo」で公開中だ。同アプリの利用で音声ガイドを使った本格ナビで、手ぶらでGPSアートができる。

ルートへのリンク

RunGo

RunGoアプリをインストールしたら、下記リンクをスマホでクリックして、RunGoに切り替わるので、「❤️マーク(マイルート登録)」をクリックした後、そこから「ランスタート」してください。(マイルート登録しなくてもランできるが、2度目からはマイルートに保存され探しやすくなる)

ランまでの手順

  1. RunGoアプリをスマホにダウンロードし、アカウント作成
  2. お好みのルートへのリンクをタップし「RunGoでこのルートを走る」選択
  3. RunGoアプリに切り替わったら、目的のルートに「❤️マーク」をつけお気に入りコースに登録
  4. ランスタート」ボタンでSTART!(見失ったら、お気に入りコース一覧から探します)

車椅子の方用に、歩道橋や階段、きつい坂道などを避けた「車椅子対応版」コースも作りました。英国大使館や武道館、清水門、倉田噴水公園などの一部名所は通らないが、できるかぎり形を損ねることなく車椅子で完走できます。

ルートの注意

ルートには歩道橋、階段、石垣、急な坂道など、フラットではない道もあるので注意。車椅子でのコース進行される場合、歩道橋を避けて進む必要があり、ややコースが変わります。

コース周辺のシャワー

このゴール地点の九段下から神保町に向かって徒歩10分程度の場所に銭湯「梅の湯(日曜定休)」、あるいは飯田橋駅方面に「熱海湯(土曜定休)」がある。定休日に注意してご利用を。その他の銭湯やランステ利用の場合、コース上おおよそのシャワー位置が記されている下記の地図を参考に。

コース周辺の銭湯
コース周辺の銭湯♨️と、ランステ🏃‍♂️の位置を記した地図。

利用した銭湯

パラリンピックランナーの時と同様に、神保町の銭湯「梅の湯(日曜定休)」を利用した。いつも空いている。

神保町の銭湯
ゴールに無事到着し、ストレッチの後で神保町の銭湯「梅の湯」へ。(日曜日は休日なので注意)

ランニング動画

ルート写真について

RunGoのスタート地点である千代田区役所ではなく、東京駅からスタートした。指示のルートの順番に合わせ入れ替えたので日の明るさが違います。ご容赦ください。

ルート案内

東京復活大聖堂(ニコライ堂)
東京復活大聖堂(ニコライ堂)

東京復活大聖堂(ニコライ堂)

千代田区役所のある九段からスタート。御茶ノ水エリアで重要文化財指定の通称「ニコライ堂」として知られる1891年完成の大聖堂の角を曲がる。この日は平日で門が開いていたので、敷地の中から教会を撮影できた。

日曜午前10時に鐘

鐘楼に鐘を鳴らす人影が外からも見える。

赤坂プリンス クラシックハウス
赤坂プリンス クラシックハウス

赤坂プリンス クラッシックハウス

東京ガーデンテラス紀尾井町の東側にある高級感溢れる洋館で通称「赤坂プリンス旧館」こと「旧李王家東京邸」。赤坂プリンスホテルと共に閉館したが、2016年から赤坂プリンスクラッシックハウスに改称しオープン。結婚式、同窓会、懇親会などのパーティー、企業の会議などに利用されている。平日見学可。

旧李王家東京邸とは

大韓帝国最後の皇太子李垠の邸宅。1930年、旧宮内省内匠寮の工務課長・北村耕造と、技師の権藤要吉らにより設計、清水組(当時)が施工。(東京都の指定有形文化財


英国大使館
英国大使館

英国大使館

英国工務省の設計、シンメトリーのルネッサンス様式で、重厚な中にも気品がある昭和初期の石張り建築。鉄筋コンクリート造2階建て。門扉と建物上部に英国王室の紋章。階段ありのため、車椅子ランの場合は大使館裏を通るコースの「車椅子対応版」コースに。

赤坂見附の歩道橋
赤坂見附の歩道橋

赤坂見附

御茶ノ水を離れ、飯田橋、麹町などを越え赤坂見附に到着。見附交差点手前の歩道橋を利用できるが、もし車椅子でのランなら見附の交差点使用を。このようにこのコースには所々歩道橋があるので、車椅子使用の場合は「車椅子対応版」コース利用を。

首相官邸
首相官邸

首相官邸

ニュースでおなじみの首相官邸。おまわりさんの視線を浴びながら通過。この日は皇室パレードの一週間前だったからか、このエリアは特に警備員密度高い。

法務省旧本館 赤れんが棟
法務省旧本館 赤れんが棟

法務省旧本館 赤れんが棟

警視庁の目の前にある赤煉瓦。ドイツ建築家ベックマンとエンデ両氏の設計で1895年(明治28年)に司法省として竣工されたもの。その後、戦災で焼失したが長い復旧工事で復元。重要文化財指定。

見学できるの?

「司法の近代化」と「建築の近代化」に関する史料など一般公開、企画展もある。公開時刻:10〜18時(⚠️土日祝などは定休)

日比谷公園
日比谷公園

日比谷公園

日が沈んだあとの通過だったが、薄暗い日比谷公園の表情を眺めながらのランニングも楽しい。この日は、翌日のイベントテントや設備を裏方さんたちが設置していた。夜になると公園は閉まってしまうだろうが、暗くなっても街灯の明かりで十分走れる。

夜の隅田川テラス
夜の隅田川テラス

夜の隅田川テラス

夜の隅田川テラス初挑戦だったが、川沿いは街灯が少なく心細い一方でビルの明かりと川の反射が加わり想像以上に明るくキレイ。地元のペット散歩人や女性ランナーとすれ違うこともあり無人の恐ろしさはない。ちょうちんの灯りをともした屋形船の姿みられて楽しくランできる。車椅子でのランは勝どき橋からテラスに降りられるスロープがあるが、登るときは湊公園のスロープを使おう。

銀座通り口
銀座通り口

銀座通り口

銀座中央通りを一直線に眺められる銀座通り口交差点。昼と違って夜の銀座はネオンがキレイでこの季節はクリスマスムードが漂う。銀座中央通りは土日なら歩行者天国で、車道のまんなかをランニングできる。

東京オリンピックまでのカウントダウン時計
東京駅

東京駅

東京駅丸の内出口に設置された東京オリンピックまでのカウントダウン時計。(この写真は聖火ランナーの時に撮影したもの)

和田倉門
和田倉門

和田倉橋

皇居のお濠に架かる江戸時代の「木橋」の姿が残されているのは、この「和田倉橋」と「平川橋」だけ。かつては大名や武士が通行する橋で、一般人は通行不可だったが、現在は和田倉噴水公園の東側入り口になっている。渡ると和田倉門の渡櫓門の石垣がある。

学士会館
学士会館。

学士会館

旧帝国大学出身者の親睦の場として1928年(昭和3年)に建てられたレトロモダンなシティホテル。国の登録有形文化財で昭和モダンの玄関の半円大アーチやスクラッチタイルの外観が特徴。(写真は皇居ランナー時のもの)

清水門
清水門

清水門

武道館側の田安門と違って、土日でも人通りが少なく静かでひっそりとした印象の清水門。重厚で立派な門だ。石の階段でしか進めないので車椅子での通過「車椅子対応版」コースに。(写真は聖火ランナー時のもの)

九段下交差点
九段下交差点にゴール。

九段下

すっかり暗くなったが、ゴール達成!このままひと駅歩いて神保町の銭湯でゆっくり汗を流した。(写真は聖火ランナー時のもの)

車椅子マラソンのGPSアート

皇居でGPSアートを控えたい日

皇居では土日祝日を中心にランニングイベントが目白押しだ。なのでイベント日に当たらないよう注意が必要。せっかく途中までGPSアートを描いたのにイベントで遮られた、ってことになったらがっかりだ。
下に、ランニングを控えておきたい日、イベントのある日を一覧にしました。計画を立てる前に要チェックだ。

皇居のランニングイベント

このコースを完走されたランナー

現在ランナーなし

次回予告

年内はランニングをテーマに、皇居周辺でのランニングを予定。次の題材は、日本を代表する国技を予定。たぶん。

この記事を書いた人

RUNNING ART

距離やタイムを競う追い込み型のスポーツではなく、ウェルネスランニングを提案、どれも東京の観光地を旅のように巡れるようGPSアートを設計されています。